根昆布と豚肉の炒め煮

 昆布と豚肉の取り合わせは沖縄料理でも取り入れられていますが、昆布の旨味成分であるグルタミン酸は豚肉の旨味成分であるイノシン酸と組み合わせられると相乗効果で、旨味が引き立ちます。

 また、昆布には食物繊維やミネラルが極めて豊富な上に、近年、昆布他海藻類に多く含まれるフコイダンという多糖類が注目を集めています。このフコイダンはガン細胞を抑える働きや老化予防に効果があるとされ、一人あたりの昆布の消費量が日本一といわれる沖縄県の人たちの長寿の一因であるとも考えられています。

 話しは飛びますが、天然物、特に長きに渡って食用にされてきたものに含まれるビタミンやミネラル、食物繊維などは化学的に同じ成分であっても、サプリメントなどに比べて圧倒的に生体に於ける吸収率が高く、食べるものを食べないでサプリメントで栄養素を補うという考え方には疑問を感じます。

関連記事

  1. ミルガイの蝦醤炒め

  2. 田鶏と野菜の炒めもの

  3. 金針菜と雪菜の和えもの

  4. 蜜汁叉焼飽

  5. 咸魚と卵白の炒飯

  6. マンゴープリン