湯葉と揚げ豆腐のオイスターソース

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(引き続き大阪のホテルの中華です)

 広東料理によくあるメニューです。湯葉は中国語では豆腐の皮、即ち「腐皮」です。

 言うまでもなく湯葉も豆腐も大豆から作られ、その他にも豆乳や枝豆など中華に限らず日本料理にもなくてはならない食材です。最近では、大豆に含まれる大豆サポニンが健康に良いとして世界的にも見直されています。

 また、農林水産省の資料によると世界的に見た、国民一人あたりの食品用大豆の消費量では、北朝鮮が1位で、次いで中国、インドネシア、韓国、日本の順番になっています(大豆は食品用以外にも、油などの加工用や家畜の飼料としても使われます)。

 この数字から見ても、中国や日本に於ける大豆の重要性は一目瞭然ですが、恐ろしいことに日本に於ける大豆の自給率はたったの5%です。この現実を前にすると、遺伝子組み換えの輸入大豆はイヤだとか問題があるという議論をしても、むなしいだけのような気がします。

  

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