蘇梅醤蒸排骨

120613_2  蘇梅醤とは梅の塩漬けにショウガや唐辛子が入った広東料理でよく使われる醤で、排骨=豚の骨付きあばら肉と共に蒸し上げてあります。

 ほのかに梅の香りがして甘酸っぱい味に仕上がって、梅雨時に弱りがちな胃腸にも優しい一品です。

 梅には強力な腸内殺菌作用があり、食中毒や近年増えているウイルス性胃腸炎などに対して予防効果が期待できます。もともと夏場は微生物の繁殖に適した環境となることから食中毒が増えるわけですが、近年、それ以上に夏場に冷たいものを多く飲むことで腸内が冷やされ、腸内の細菌バランスが悪化していることで昔なら発症しなかった程度の細菌にもからだが負けてしまうような状況が増えていると思います。

 腸内の細菌バランスというと、外から乳酸菌などを補充することに目が向いてしまいますが、基本的には腸内に生息している善玉菌を“養う”方が合理的であって、その為にはおなかを冷やさないことがまず大事です。そのほか、味噌や漬け物などの発酵食品を摂ることや、加工食品に含まれる保存料という名の細菌の繁殖を抑える物質をできるだけ避けることなどが重要になります。また、腸内細菌は善玉菌と悪玉菌の総量は一定ですので、梅のように悪玉菌に対して作用し、その数を減少させるようなものを摂ることは結果的に善玉菌が増えることにもつながります。

 ところで、漢方では未熟な梅の果実を燻蒸して乾燥させたものを烏梅(うばい)と呼び、下痢止めや回虫駆除のほかのどの渇きを押さえる目的などに使用されています。因みに、この烏梅という言葉、中国語で読めば“ウーメィ”で、これが日本語の“うめ”の語源になったという説があります。

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