ハチノスの前菜

Photo (南森町の「大陸風」さんのメニューから)

 中華料理というと広東、四川、北京、上海料理などが主流ですが、中国の東北料理の特徴は、素朴、魚よりも羊や牛の肉を使った料理が多いなどの特徴があります。

 また、民族的には清朝を興した満州族や蒙古族、朝鮮族などの文化の影響も色濃く反映されています。

 さて、写真の料理は牛の第2胃袋であるハチノスを茹でたものをワサビと醤油ベースのタレであえた、この店のオリジナル料理だそうです。

 ワサビは日本原産で刺身などには欠かせない薬味ですが、近年、ワサビの成分に重金属のデトックス効果があることがわかり、サプリメントなどにも応用されています。マグロなどの魚は海洋汚染の影響で重金属が多いといわれますが、ワサビを一緒に摂ることでそれらを排泄しやすくなるわけで、文字通り「薬」味と言えます。

 

関連記事

  1. 蟹の爪の揚げもの

  2. 黒米と糯米の点心

  3. 皮蛋白子豆腐

  4. 蜜汁火腿

  5. 鶏と貝柱の焼売

  6. マクワ瓜のフカヒレ蒸しスープ