沖縄クレソンと臘肉の炒めもの

0311_7 クレソンはアブラナ科の野菜で、独特の辛味成分を含むのが特徴です。

 ところで「辛い」という味は「発散させる(気の流れを良くする)」という効果がありますので、ストレスなどで「気」が滞りがちな方にはお勧めします。また、「気」が滞ると気分が塞ぐ以外に、胃腸の調子が悪くなりガスやゲップなどが増えます。よって、クレソンが消化に負担のかかる肉料理の付け合わせによく使われるのは、胃腸の働きを良くして食べ物の通りを良くする効果があるからというのが、薬膳的な解釈になります。

 その他にも、花粉症で鼻水がタラタラ出る時にも「辛い」という味の漢方薬が用いられますが、手元にそういった漢方薬がない時は、山椒の粉末をなめてみるだけでも鼻水が楽になることがあります(あまり、山椒をなめすぎると舌がしびれたり、胃腸に負担になることもあるので注意が必要です)。

関連記事

  1. 西瓜の泡菜

  2. レンコンの前菜

  3. タピオカのデザート

  4. 淮山入り蒸しスープ

  5. ホタテと金針菜炒め

  6. 五花肉、冬瓜、パイナップルの上湯仕立て