白ミルガイの蝦醤炒め

100324  ミルガイは最近では漁獲量が減少し、普通にミルガイといえば、この白ミルガイの事を指すようです。正式名称はナミガイと言い、生物的にはミルガイとは別個のもので、近縁種でさえないそうですが、見た目も食感も“ミルガイ”のイメージです(本物のミルガイをそんなに食べたことがないので断定はできませんが・・・)。

 さて、写真は、白ミルガイを小さなエビの一種であるアミを発酵させた自家製の蝦醤(シャァジャン、広東語では“はーちょん”)で炒めたもので、どちらかというと淡泊な味の貝にエスニック風味の濃厚な発酵調味料が絶妙にからまった一品です。

  蝦醤は香港の長州島産のものが有名ですが、東南アジアではこの他にもナンプラーやオイスターソースといった発酵調味料が豊富です。高温多湿で、環境的に発酵しやすい(言葉をかえれば腐りやすい)こともありますが、発酵食品には胃腸の機能を高める働きがあり、湿気の影響で胃腸の機能低下を起こしやすい地域で大昔から利用されてきたわけです。

 日本でも昔から様々な発酵食品が利用されてきましたが、雨が多く湿度が高い日本で暮らす以上、もっと積極的に発酵食品、それもヨーグルトなどの非伝統的なものでなく、味噌や納豆、糠漬などを見直す必要があると思います。

 

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