皮蛋豆腐

Photo_60 皮蛋(ピータン)と豆腐をつぶしたものに干しエビ、ゴマ油などが入ったシンプルなものですが、中国ではポピュラーな前菜のひとつです。

 日本の感覚では豆腐を写真のようにつぶしたものには違和感がありますが、一般的に中国の豆腐は日本のものよりも硬く(それだけ濃度が高いとも言えます)、四角く切って煮込むには適していますが、冷や奴のようにそのままで食べるのには適していません(因みに麻婆豆腐の豆腐は角が崩れていないのを良しとするらしいですが、日本の豆腐ではまず不可能です)。

 昔は日本の豆腐も、ワラでしばって持ち歩いたと聞いたことがありますが、今では年々柔らかくなる一方のような気がします。豆腐に限らず、日本の食べ物のソフト化は進んでいますが、このことはよく噛まない習慣を助長しているとも、よく噛まなくなった日本人に合わせているとも考えられますが、食べ物のソフト化は想像以上に日本人の健康に悪影響を与えています(→「よくかんで食べる食べる」メリット)。

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