上海ガニ入りキヌガサタケのスープ

131220 キヌガサタケの中に白子と上海ガニの脚肉をチジミホウレンソウで捲いたものが入っています。

 さて、キヌガサタケに限らず中国料理では椎茸、キクラゲ、フクロタケなどのキノコ類がよく使われます。

 キノコには一般的に補気作用~主として胃腸から発生する気のエネルギーを高める作用、言葉をかえれば免疫力を高める作用があるとされています(漢方薬の世界でもサルノコシカケ~霊芝は有名ですし、アガリクス茸も元は食用のキノコです)。

 ところで、キノコとは一般のイメージでは野菜に近い感じですが、土壌などにいる菌類です。近年、人間の腸管には腸内細菌の10倍もの土壌菌が存在していることが解明されたそうで、この土壌菌が腸内細菌バランスや腸管免疫に何らかの関わりがあることが推測され、今後、研究が進むにつれ同じ土壌菌の一種であるキノコ類の薬膳的な効能の裏付けとなるかもしれません。

 

関連記事

  1. 清蒸時魚

  2. アサリと黄ニラの湯麺

  3. 紅焼野猪肉

  4. 金鶏の揚げもの

  5. 豚タンと苦瓜のトウチ炒め

  6. ウズラのすり流しスープ