うすい豌豆のスープ

120329_2 うすい(碓井)豌豆とは、和歌山をはじめ、主に関西で栽培されるエンドウ豆の一種です。豆の皮が柔らかく甘みもあって人気があります。

 写真は、鶏スープにうすい豌豆を裏ごししたもの、豆腐、キヌガサタケ、鯛の身が入っています。

 日本では、豌豆は絹さやにしろグリーンピースにしろ緑色の豆の状態で食べられますが、中国料理では、豌豆の若い葉っぱを豆苗(トウミャォ)と呼び、炒めものなどにされるほか、熟した豆をつぶして砂糖などと混ぜた豌豆黄(ワンドウファン)というお菓子は西太后も好んだことで有名です。

 また、薬膳的には、豌豆には胃腸を丈夫にしてむくみをとったり、母乳の出を良くする働きもあるとされています。(意外に思われる人が多いのですが、胃腸は水分代謝に大きく関係しており、1日に飲食物で胃腸に入ってくる水分は水やお茶などのほか、ご飯や野菜に含まれる水分の合計では2リットル程度ですが、唾液や胃液、胆汁や膵液などといった消化液などが1日に10リットル近く流れており、胃腸機能低下は顔や手足のむくみの原因となります)

 

 

 

 

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