低体温なのに“暑がり”(暑がりの寒がり)

 暑い日が続きますが、気温が上昇してくると人以上に暑く感じる体質の方は、からだの熱エネルギーが旺盛な方以外でも、胃腸の水分代謝が悪くて体内に余分な湿気や水分が溜まっているというパターンもあります。両者の見分け方としては、熱エネルギーが旺盛な方(漢方でいう陽盛体質)は夏でも冬でも暑がりですが、後者の場合は冬になると人以上に寒がりだったり、普段の体温が36度に満たない低体温であったりします。

 後者のケースでは、元々の熱エネルギーは少ないにもかかわらず、暑く感じやすいために薄着になったり、クーラーを強めにしたり、冷たい飲み物を多く摂ったりして、余計におなかやからだを冷やしてしまう結果、むくみや軟便、女性の方ではおりものが増えるなど水分代謝が更に悪くなるばかりか、カゼを引きやすくなったり頭重やめまいなども生じやすくなります。

 こういったケースでは胃腸の機能を高めて、水分代謝を改善するような処方で体質改善を図りますが、むくみなどが減少すればお肌やくちびるも潤ってきますし、気力体力も向上して低体温も改善していきます。

 また、女性の方に多いのですが、子宮やおなかの中が冷えきっている反面、顔などがのぼせやすいというパターンの方でも暑がりの寒がり(冬になるとしもやけができやすい)という傾向が強くなります。このケースでは生理前におなかを中心に生理痛が強かったりしますが、顔がほてるからといってからだを冷やすと更に体調が悪くなります。こういった体質には子宮やおなかを温める処方を用いて、冷えが解消されると共にのぼせも同時になくなっていきます。

 

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