肝細胞1000個で“肝臓”の働き

 報道によりますと、東京大学の研究グループの実験で、肝細胞が100個ではただの細胞の集まりにすぎないものの、細胞の数が1000個になるとアルブミンという蛋白質が生成されるようになり、単なる細胞の集まりから“肝臓”としての機能の発現が見られることがわかったそうです。

 もともと、西洋医学では人体を細胞の集合体として考え、個々の細胞までを観察するのに対して、東洋医学では人体の各臓器や細胞はそれぞれ切り離すことができない統一体として考え、あくまで生体全体として捉えるのが特徴とされてきました。今回の実験結果は、細胞が一定の数になった時にある種の“機能”が発現することが確かめられたわけで、反対に言えば肝臓をバラバラに細胞レベルまで分解していくと、たとえそれが肝臓の細胞であったとしても、もはや肝臓としての機能が失われるということになり、生命現象に関して東洋医学的な発想の正しさを支持するものと考えられなくもないです。

 また、生体のもつ“機能”のことを東洋医学では“気”と言い、人体を構成する五臓六腑などをそれぞれ切り離して考えず、あくまで統一体として捉える考え方を生気論と言います。そう言う意味では、今回の実験を東洋医学的な観点から捉えれば、肝臓の細胞の数が1000を越えた段階でそこに“気”が流れ出したと言えます。やがて科学がもっと進歩すれば、その流れ出した“気”を測定することができるようになるかもしれません(実際に、人間の脳波を受信して、思った方向へ動く電動車椅子が開発されたという報道がありましたが、右や左へ行きたいという“思い”は即ち「“気”持ち」であり、受信しているのは“気”であるとも言えます)。

 

 

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