焼鴨湯麺

  「アヒル」(中国語では「鴨子(ヤーズ)」)です。中国語では普通に「鴨」といえばアヒルの事を指し、日本で言う鴨は「野鴨」と言います。反対に日本ではアヒルの事を「家鴨」と書きます。写真は、アヒルの表面に熱湯をかけてから、水飴を溶いたものを表面に塗りつけて乾かしている状態です。日本の鴨ナンバなどでも実際は合鴨やアヒルの肉が使われているとして問題になったことがありますが、漢字の通り、もともと野生の鴨を飼い慣らしたものがアヒルですので、本質的には騒ぐほどのことはないとも言えます。

 

 上のアヒルをオーブンで焼き上げた「焼鴨(シャォヤー)」です。早い話がローストダックということになりますが、北京ダックのように石釜でこんがり焼き上げて、皮の部分をネギやキュウリ、甜麺醤などとともに鴨餅(ヤービン)にくるんで食べるのではなく、肉の部分を皮ごとぶつ切りにして食べます。主に香港や東南アジアなどでポピュラーな食べ方です。

 

 

 

 

 焼鴨をぶつ切りにしたものを載せた湯麺(焼鴨湯麺)です。ローストされたアヒルの肉や骨の部分からでる肉汁などがスープにとけ込んで、得も言われぬ味となります。

 因みに、薬膳的にはアヒルは鶏(「温性」)と違って「涼性」の性質があり、体の余分な熱を冷まして潤いをつけるという作用がありますが、胃腸の機能を高めるという作用はアヒルも鶏も共通しています。

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