鶏と蕗のキャベツ巻き

1204  鶏の挽肉と蕗をキャベツで捲いて蒸したものに、青山椒のソースがかけられています。

  キャベツは中国語で巻心菜(チュンシンツァイ)とか洋白菜(ヤンパイツァイ)と呼ばれます。キャベツは古代ギリシャでも栽培されていたそうでヨーロッパを中心に相当古くから食用とされていました。

 昔は、野菜というよりも胃腸の調子よくする薬草として栽培されていたそうですが、科学的にも、20世紀にアメリカでキャベツの絞り汁から発見された塩化メチルメチオニンスルホニウム(ビタミンU)には胃潰瘍の抑制効果のあることが確かめられています。また、現代でも、イソチオシアネートなどを含むことからガン予防に効果のある食材としてキャベツは高い評価を受けています。

 ただし、キャベツに含まれる有用成分は水溶性で、千切りにした後に何度も水洗いをしていると流れ落ちてしまいます。家庭でそんなことをする人はあまりいないと思いますが、スーパーで売っているカット野菜や学校給食では、衛生面の問題から千切りにしたキャベツを何度も水洗いするそうで、キャベツが口に入る頃にはビタミンをはじめ有用な成分は殆ど残っていないそうです。本来、中に含まれているはずの栄養成分が抜け落ちているのは、調理済みの加工食品や冷凍食品なら半ば当然のことですが、フレッシュな野菜ですらこういった現実があります。

 家庭で調理するのが一番ですが、野菜は旬の時期とそうでない時期では中に含まれる栄養成分が大きく違います。更に電子レンジの使用は、食品中のビタミンやフラボノイドなどを破壊します。

 現代に於いて、食品に関する目に見えないリスクは放射能だけではないわけです。

 

 

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