クラゲとセロリの辛味和え

 クラゲの前菜です。クラゲは、胃腸の働き(消化力)を良くして水分代謝の改善作用などがあります。胃腸の機能と水分代謝というと、あまり関係なさそうですが、実は胃腸には1日に10リットル以上もの水分が流れています。

 これは飲食物に含まれる水分が2リットル程度で、残りは唾液から始まって胃液、膵液、胆汁、腸液などの消化液で、合計では10数リットルにもなります。これらの水分の大部分は腸管で再吸収されますが、胃腸の機能の乱れは、不要な水分が体にたまりやすくなり、むくみなどの原因となるというのが漢方の考え方です。

 このメニューには豆板醤などで辛い味付けがされていますが、この辛いという味は、漢方的には気を発散させるという作用があるとされ、気の流れが滞りがちな春の季節には適しています。ただし、唐辛子類は過食すると胃の粘膜を傷つけるため、食べ過ぎに注意が必要ですが、セロリなどの香味野菜も、漢方的には「辛い」という味に分類され、やはり気の流れを良くしてくれます。

 ストレスが溜まりがちな方は、唐辛子類はほどほどにして、香味野菜や薄荷、ミントの類を積極的に摂るようにするのが漢方的にはお勧めです。

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