上海蟹のかにみそあんかけ麺

 上海蟹はの時期が限られているので、蒸した上海蟹からみそや蟹肉を取り出して(これを蟹粉:シエフェンといいます)保存しておき、様々な料理に応用します。

 上海蟹は淡水の蟹で、海の蟹のように加熱しても身が固くなることがないので、蟹粉を用いた料理は多くあります。

 写真のようにあんかけ料理に入れたり、上海料理で有名な獅子頭(大きな肉団子の煮込み料理)や小籠包の具の中に入れたりするほか、豆腐と煮込んだ(蟹粉豆腐)料理なども有名です。

 きょうは「」という言葉についてお話しさせていただきます。現代では野菜や魚など食べ物のベストシーズンを指す時によく用いられますが、もともとは日時に関して「10日間」をあらわす言葉です。即ち、甲乙丙丁戊己庚辛壬癸(暦の言い方では、きのえ・きのと・ひのえ・ひのと・・・みずのと)一巡りを旬と言いました。

 タケノコを表す漢字「筍」も10日で竹に成長するという意味ですし、1ヶ月(30日)を10日づつに分けて上旬、中旬、下旬とよぶわけです。

関連記事

  1. ハトのロースト、梅醤仕上げ

  2. 花山葵と生木耳の和えもの

  3. ハモの湯引き

  4. 前菜の盛り合わせ

  5. 羊のスネ肉のロースト

  6. 白玉入りクルミ汁粉