河豚の炒り焼き

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 河豚の身でナガイモを巻いたものと、アラの部分を炒り焼きにしたものです。

 河豚は、中国では揚子江のトラフグ属のメフグが有名で、陸に揚げるとからだをふくらませて、豚のなき声のような音を発するところから河の豚、河豚という字が充てられています。

 河豚の身は薬膳的には温性で、胃腸の機能を高めて、胃腸の水分代謝能力を良くし、からだの中にこもった湿気を追い払う作用があるとされています。この胃腸の水分代謝というとわかりにくいですが、胃腸は飲食物以外にも唾液や胃液、胆汁などの消化液が流れ込むところで、毎日10リットル以上もの水分の代謝に関係しています。

 よって、胃腸の機能低下は水分代謝の低下に直結し、水飲、水湿、痰湿などとよばれる病理産物を体内に生じる原因となります。こういった余分な湿気がからだの中にこもると、むくみやすくなるほか、重だるい神経痛や全然関係なさそうですが、漢方理論では不眠や不安神経症の原因ともなります。

 更に、胃腸は栄養物の消化吸収や水分代謝のほか、統血作用といって血管からみだりに血が漏れないように支えているとも考えられており、胃腸の機能低下はアザができやすいとか、経血過多の原因ともなります。こういった胃腸の持つ働きに関しては科学的に数値化できないために一般的に無視されがちですが、殆どの疾患は元をたどっていくと胃腸機能に問題があることが多く、それゆえ漢方では“脾(胃腸)は後天の本”と称されています。

  

 

 

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