西瓜の飾り彫り

 中華では、前菜などで食材を使って、鳥や花の姿に似せて飾り付けをしたり、写真のように西瓜や冬瓜に飾り彫りをすることがよくあります。写真は、西瓜に「福・禄・寿」と刻み込まれていますが、「」とは子孫の繁栄を、「」は財の繁栄を、「寿」は長寿を表し、中国の道教の思想を反映しています。

 道教は不老不死を得て仙人になることを理想とするもので、漢方医学の発展にも多大な影響を与えています。また、日本独自の陰陽道(おんみょうどう)もこの道教の影響を強く受けています。

 さて、やっと本格的な夏の到来を予感させる日差しとなりましたが、夏と言えば西瓜です。西瓜はアフリカが原産で、「西」域から中国にもたらされた「瓜」で西瓜と呼ばれます。効能としては、「清熱解暑」「除煩止渇」「利尿」となっており、正に夏の果物です。

 中華では、西瓜の種を乾燥したものなども食べられますが、食用の巨大な種をとる専用の品種が栽培されています(種の効用は、胃腸の働きや便通を良くすると言うことです)。

 栄養学的には、西瓜の赤い色素には抗酸化物質であるリコピンが含まれるほか、皮の部分には利尿作用の強いシトルリンが含まれています。

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