たこと枝豆の紹興酒煮

120711 関西では半夏生の時期にたこを食べる習慣があって、7月の上旬はスーパーでもたこが多く売られていたりします。

 たこは、低脂肪高タンパクで、湿度が高く食欲も低下しがちなシーズンにはぴったりの食材です。薬膳的にも、気血を補う作用や、出産後の母乳の出を良くする作用などがあるとされています。

 ところで、半夏生の半夏とはカラスビシャクのことで、その塊茎は繁用生薬として知られています。痰の絡む咳や胃腸障害、めまいなどで、水分の代謝異常から生じた水垢のようなものが関係している場合に、水垢をとりのぞくことによってこれらの症状を改善する働きがあるとされています。

 半夏を含む処方としては、半夏瀉心湯や半夏厚朴湯、半夏白朮天麻湯、抑肝散加陳皮半夏など処方名に半夏の入るものから、六君子湯や釣藤散、二陳湯、加味温胆湯など日本でよく使われる多くの処方に含まれています。もともと日本人は昔から胃腸が弱く、体内に水毒と呼ばれるような余分な水分(中医学では水飲、水湿、痰湿といった言い方をします)を抱えている人が多く、それゆえ半夏の出番が多いと言えます。

 

  

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