ハチノスとキクラゲのトマトソース炒め

1005 ハチノスは牛の4つある胃の中の2番目の胃のことで、見た目が“蜂の巣”に似ていることから そうよばれています。

 中華料理ではもつ煮込みのように調理されることが多いですが、写真はイタリア料理風(イタリアではハチノスのことをトリッパとよび、ハーブの効いたトマトソースなどで煮込んだ料理がポピュラーです)にも見えますが、味はしっかり中華でした。

 さて、牛には胃が4つもありますが、一番目と二番目の胃(ハチノス)で4つの胃の大半の容積を占めており、発酵の為のタンクのような役割をになっています。牛は草食動物と言われますが、実際には“微生物”食動物と言った方がより実態に即しているかも知れません。

 人間はもちろん反芻動物ではありませんが、腸の中には人体を構成する細胞の数(約60兆)を上回る100兆もの細菌が棲息しており、食べものの消化吸収や免疫にまで深く関わっています。また、その腸内細菌のバランス~乳酸菌などの善玉菌と悪玉菌の割合など~は、温度や湿度といった外部環境、食べもの、精神状態などによって変化することが知られています。

 現代人はどうしても食品を食べると、その中に含まれる栄養分が自動的に総て吸収されるという栄養学至上主義とでも言えるようなイメージを抱きがちですが、実際はまずそういったことはなく、その人の胃腸機能の状態、食品の温度や食べる時間、食品に含まれる防腐剤などの腸内細菌への影響など、様々な要素が絡み合って、同じものを食べても人によって身体に及ぼす影響は異なります。

 

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