すっぽんの煮込み

Photo_11  スッポンとどんこ椎茸、ナツメの醤油煮込みです。スッポンは、エンペラと呼ばれる甲羅の縁についているコラーゲンたっぷりの部分が特徴で、煮込んだりスープにすることで滋養効果の高い食材です。

 すっぽんは漢字で書くと「鼈」で、スッポンの甲羅を「鼈甲(別甲):べっこう」と呼び、漢方生薬として用いられます(ベッコウ細工に用いられるタイマイの甲羅と区別して、土別甲(どべっこう)とも呼ばれます)。効能としては、身体の大元の潤いを増やすことと、腹腔内の腫れにも有効とされています。

 椎茸、特に肉厚のどんこ椎茸には胃腸を丈夫にして免疫力を高める作用があります。冬の時期は身体に栄養を蓄える時期とされていますが、単に栄養のある食べ物を食べることよりも、胃腸の機能を高める事の方が重要です。これは、いくら栄養のあるものを食べても、胃腸がちゃんと働いて消化、吸収しない限りは、栄養物を身体に取り込めないからです。

 このため、漢方では身体を丈夫にする処方には滋養強壮作用のある生薬と共に、胃腸の機能を高める生薬が配合される事が多く、中でも最高の組み合わせが鹿茸(ろくじょう)と人参です。

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