サンマのスモーク

1210226_2  この季節恒例のサンマの燻製仕立てです。

 右上に見えるのはピンクグレープフルーツで、意外とスモーク味のサンマに合っていました。

  さて、サンマはイワシやサバとともに日本ではポピュラーな魚ですが、これらの魚の特徴として動脈硬化の予防効果があるとされるEPAを多く含んでいます。

 ところが、戦後、肉類の消費量が増えるとともに魚離れが進み、日本人のEPAの摂取量は1950年代のピーク時に比べて3分の1以下になっています(この間、脂肪分の摂取量は3倍近くになっています)。また、動脈硬化を原因とする脳梗塞や虚血性心疾患による死亡率もEPAの摂取量の減少とともに増加しています。

 もちろん、動脈硬化の進行はEPAを摂るか摂らないかだけで決まるものではありませんが、これまで日本人にとってサンマやイワシは動脈硬化予防に大きく寄与していたと思われ、現代でも、毎日は無理でも1週間に5食以上は魚料理を食べることが推奨されています。

 

 

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