和牛、筍、空豆の炒めもの

120329  タケノコ(筍)は旬日(10日間)で竹に生長するので筍と書きますが、最近では「竹の子」と表記されることが多いようで、旬の意味を知らない人が増えています。

 さて、生長力旺盛な筍は昔から精の強い食べ物とされ、食べ過ぎると吹き出物や湿疹がでることがあると言われています。「精が強い」食べ物には多くの生命エネルギーが宿るとされ、何も悪いことではないのですが、それだけのパワーを消化吸収するには、食べる側にもそれなりのエネルギーが必要で、胃腸が弱い人などには過敏反応が強く出ると考えられています。

 科学的には、筍に含まれるコリンやヒスタミンが原因とも言われていますが、誰しもがアレルギー反応を示すほどのものではないようです。また、同じ人でも体調によって反応しないこともあるようで、一般的な食物アレルギーと違って、食べ物そのものの問題よりも、食べる側のコンディションによるものが大きいような気がします。

 尚、薬膳的には、吹き出物を防ぐには筍と一緒にわかめなどを食べると良いとされています。

 

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