根菜と上海蟹ミソ煮込み

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 ユリネ、サトイモ、レンコンなどの根菜類と上海蟹のミソと身をほぐしたものがたっぷり入った煮込み料理です。

 ユリネは、乾燥させたものを百合(びゃくごう)と呼び、漢方生薬として用いられてきました。

 主な薬効としては、のどの乾燥を潤し、空咳を抑える作用のほか、イライラを鎮める作用もあるとされています。

 ところで、空気が乾燥しているシーズンですが、口やのどの乾燥の原因としては、季節的な要因のほか、現代日本特有の原因として口呼吸(「鼻で呼吸をしていますか」参照)、抗アレルギー剤や睡眠薬など新薬の副作用、化学調味料を多用したインスタント食品、食事の際にあまり噛まないことで唾液の分泌が慢性的に低下している事などが挙げられます。

 また、口やのどが乾いたときに、水を飲んでも粘膜の表面が一時的に潤うだけで根本解決にならないばかりか、過剰な水分摂取はおなかを冷やして風邪を引きやすくなります。ユリネもそうですが漢方薬には、粘膜の内側から潤わせるといった新薬にはない作用があり、口やお肌の乾燥でお困りの方には、まず口やのどの乾燥の原因となる生活習慣を改めるとともに、漢方をお勧めします。

 特に、高齢者の方にとっては、口の乾燥=ドライマウスは、嚥下障碍からの誤嚥性肺炎の原因となるばかりか、唾液の減少は口腔内の細菌の増殖の原因となり、口腔内の細菌が分泌するプロテアーゼという物質は、インフルエンザウイルスを“活性化”させ感染させやすくすることが知られており、問題は深刻です。

 

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