黒米と豚の血の蒸しもの

902  台湾の屋台料理には猪血羔と呼ばれる、豚の血と糯米を使ったものがあるそうですが、写真は黒米に豚の血を合わせて蒸し上げた物です。

 豚の血と聞くと、ちょっと引きますが、中華に限らず食材としてはポピュラーとまでいかなくても、昔から豚を食べてきた民族にとっては、そう珍しい物でもないようです(例:ドイツのブラッドソーセージやフランスのブーダンなど)。

 薬膳的にも、豚の血(猪血)は胃腸を丈夫にし血を補うとされ、貧血などに良い食材とされています。因みに、日本でも貧血にはレバーを食べろと言いますが、漢方的にはレバー=肝臓は「血の塊」という概念があり、豚のレバーも豚の血もたいして変わらないものであるといえます。また、漢方では「血」は栄養成分そのものと考えられていますので、写真のような料理は滋味豊かな食べ物となります。

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