汁なし担々麺

701
(明元さんのメニューから)

 汁なしの担々麺です。夏の暑い時期は、汁有りよりも汁なし(というか、本来担々麺は汁なしです)の方が向いています。

 担々麺は、甜麺醤や辣油、芝麻醤と薬味としての山椒、ネギやヤーツァイ(芽菜)と呼ばれる漬物などが絡み合った複雑な味が特徴ですが、ベースが味噌と醤油なのでエスニックと言うよりは東洋的な味で日本人にも好まれるのかも知れません。

 さて、漢方理論では湿気は胃腸の機能低下を引き起こすとされていますので、梅雨時は食欲がなくなります。もともと胃腸の弱い方は「ざるそば」など口当たりが良くてあっさりしたものを好み、胃腸が丈夫な人は担々麺やカレーのような香辛料がきいたものを好む傾向があるようです(香辛料には湿気を吹き飛ばすような働きがあります)。

  

関連記事

  1. えびと酸菜、黄ニラ炒め

  2. 川椒鶏

  3. 厚岸産の牡蠣のスモーク

  4. 干焼伊麺(潮州式)

  5. 炒蛋湯

  6. 岩牡蠣と野菜の炒めもの