北京ダック

Photo_10
(筑紫楼さんのメニューから)

 北京ダックは、もともと明の時代に南京の料理であったものが、都が北京に移ると共に持ち込まれたのが始まりといわれています。専門店では、肉の部分なども野菜と炒めるなどして食べはしますが、メインはあくまでカリカリに焼き上げられた皮です。

 広東料理ではアヒルよりも子豚の丸焼きのほうが人気がありますが、これとて肉の部分よりもあくまでカリカリの皮の部分がメインです。日本人の感覚からいうとアヒルにせよブタにせよ、皮の部分にあまり価値を見いだせないですが、中華では結構重要な食材です。

 先頃、人間の皮膚細胞から万能細胞を作り出すことに成功したというニュースが流れましたが、皮膚は「第三の脳」とも呼ばれていることなどから考えても、アヒルやブタの皮には想像以上の効能があるかも知れません。

関連記事

  1. よだれ鶏

  2. ウシガエルと梅菜の炒め煮

  3. 蟹黄入り肉団子の布豆腐包

  4. 金鶏の揚げもの

  5. 蜆介炸魚丸

  6. みちのく地鶏と下仁田ネギの炒めもの