皮蛋痩肉粥/ 牛乳の弊害(2)

 飲茶メニューに欠かせないのがお粥です。「漢方的正しい食養生(その1)」でも書きましたが、朝ご飯というのは消化が良くて温かいものを食べるというのが一番です。

 また、飲茶のお粥メニューの中でも最も人気のあるのがこの皮蛋(ピータン)と豚肉のお粥で、好みにより揚げパンや刻みネギとともに食べます。

 

 

週末topics〜牛乳の弊害(2)

 前回は、多くの日本人にとって牛乳は消化出来ないことが多く、胃腸に負担になるばかりかアレルギー疾患との因果関係も指摘されていることなどを紹介いたしました。

 特に漢方関係者からは日本の学校給食で牛乳が半強制的に飲まされている事と、子供のアトピーや喘息などのアレルギー疾患の増大には因果関係があるという指摘もなされています。

 今回は、お年寄りなどが骨を丈夫にする目的で牛乳を飲み続けたらどうなるかという事についてみていきます。実際に、牛乳には多くのカルシウムが含まれているというのは事実で、この一点だけを頼りに更年期を過ぎた女性やお年寄りの方が、例え牛乳が好きではなくても、骨粗鬆症の予防のためにということで牛乳を飲まれているというケースは多いと思います。

 しかし、ある食品にカルシウムが多く含まれているからと言って、食品の中にはカルシウム以外にも多くの成分が含まれており、中でもリンは、カルシウムの消化管からの吸収を阻害することが知られています。

 このため、いくらカルシウムが豊富だからと言って同時にリンも豊富に含む食品は、その食品をとってもカルシウムは吸収されないということになりますが、牛乳はカルシウム以外にも、正にリンを豊富に含んでいる食品でもあります。

 この他にも、カルシウムが骨や歯になっていくためにはビタミンD等の関与も大きく作用しますので、カルシウムを豊富に含む牛乳を飲んでも骨や歯が丈夫になるとは考えにくいというのが欧米などの医学界でも指摘されています。

 牛乳を無理に飲まなくても、小魚や野菜、海草類などを食べた方がよほど骨や歯のためになると言うことですが、もっと言えば牛乳を絞られている乳牛は、決して牛乳を口にしませんし、牧草を食べているだけであれだけのがっしりした骨格や歯を維持しています。

 それに漢方的に考えても、年をとってから胃腸に負担になる食品をとり続けるというのは、骨や歯だけでなく健康そのものに良くないことだといわざるを得ません。

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