蚝仔炒麺

201501 牡蠣(かき)の焼きそばです。

 中華では、もともと食材としての牡蠣は、塩茹でにしたものを天日乾燥したものが主流でしたが、広東省の潮州などの沿海部では、新鮮な牡蠣が料理に使われてきました(卵と牡蠣を使ったオムレツのような潮州の家庭料理が有名です)。

 因みに、オイスターソースも牡蠣が原料ですが、オイスターソースが広く使われ出したのは20世紀の初め頃のことです。干物にした牡蠣を戻すときに出る煮汁がおいしかったので、それにヒントを得て考案されたといわれています。

 さて、日本人にはなじみ深い牡蠣は、地球上の生物の故郷である海のミネラルを初めとした栄養が濃縮されており、料理以外では牡蠣肉エキスなる日本独特のサプリメントも販売されるほどです。

 さて、牡蛎の薬膳的な効能としては、お肌や髪の毛を美しくするといった美容効果や、滋養強壮作用、二日酔いなどの予防効果などがあるとされています。また、近年の日本に於ける研究で、牡蠣肉にはCG7と名付けられた活性酸素除去作用に優れた成分が発見されており注目されています。

 

 

関連記事

  1. イカと2種類のズッキーニの炒めもの

  2. かぼちゃのお粥

  3. キノコのラーメン

  4. 雉肉の2種盛り

  5. 手羽先の煮込み

  6. アワビの蒸し物、髪菜ソース