ウズラの肉団子の煎り焼き

201105  ウズラの肉団子の煎り焼き(簡単に言えば中華風のハンバーグ)とウズラの皮蛋(ぴーたん)です。

 ウズラはずんぐりとした体型で江戸時代からペットとしても飼われるようになりましたが、見た目と違って本来は渡り鳥です。

 そのため、ニワトリに比べて、肉も卵もパワフルというか栄養価が高いのが特徴です。

 薬膳的な効能としては、滋養作用のほか、からだにこもった余分な熱と湿気を除く作用があり、梅雨時にはぴったりの食材です。

 因みにからだの中に余分な湿気がたまっているかどうかは、舌の上の苔の状態に反映され、苔がぶ厚いようだと胃腸機能低下などにより、体内に余分な湿気がたまっている証拠と考えられます。

 自覚症状としては、胃腸の調子がよくない、軟便がち、むくみやすい、からだが重だるいなどですが、不要な水分が体内に停滞すると水垢のような物質(専門的には“痰湿”と言います)がたまることで不安神経症や、のどの異物感などの原因ともなるほか、口の中が粘って、冷たい水分を欲するようになり、このことが更に体内に余分な水分を停滞させる原因ともなります。

 また、湿気は気の流れを邪魔して、神経痛などの痛みを増幅させますが、体内に余分な湿気をかかえている方は、環境の湿気の影響を人よりも強く受けるとされています。

 尚、体内に余分な湿気をため込まないためには、24時間で、飲食物の水分と消化液など10リットル以上の水分の代謝に関与している胃腸を冷やさないことが最も重要です。

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