臘八粥(ラーパージョゥ)

0227_5  「臘八粥」の「臘」は臘月の「臘」で、旧暦の12月のことです。つまり、「臘八粥」は旧暦の「12月8日のお粥」という意味で、中国では宋の時代から、この日に様々な穀物や蓮の実などを入れたお粥を食べる習慣があります。

 現在でも旧暦の12月8日の前には、中国の食料品店には臘八粥の材料が大々的に売り出されるそうです。もともとはお釈迦様がこの日に悟りを開いたことから僧侶の間で臘八粥を食べる習慣が始まったと言われていますが、現在では、旧正月を前に次の年の豊作を願うというような意味合いが強いようです。

 さて、お粥といえば、日本でもかぜを引いた時に食べるという習慣がありましたが、最近はかぜを引いた子どもに、病気だから体力をつけなければいけないと言うことで肉など高栄養のものを食べさせる親がいると聞きます。

 はっきり言って、これは間違いです。漢方の考え方では、かぜなどの急性病の時は、すぐさま病邪に対して自らの抵抗力で立ち向かわなければならないわけですが、この時の抵抗力の発生源が主に胃腸であり、肉など消化にエネルギーのいるものを食べると、胃腸に負担になって急性病に立ち向かえなくなるからです。

 よって、昔からかぜのときは消化の良いものを食べて寝ているというのが良いわけです。また、そういった時には食欲が無くなるものですが、これは早くかぜを治そうとする本能的な部分があるような気もします。

 

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