カラスミと紅芯大根

0205_9  今日2月7日は旧暦の正月です。中国では昔から、新春を迎えると紅芯大根を生のまま食べるという風習があります。写真は、その紅芯大根を薄くスライスしたものの上にカラスミがのっています。

 因みに、正月に生の野菜を食べる習慣は、やがて小麦粉でできたクレープ状の「春餅」と呼ばれるもので捲いて食べるようになり、これを油で揚げたものが「春巻き」です。要するに春巻きの「春」は新春、正月の意味です。

 ついでに言えば、日本人にとっての「春」は、会社や学校の新しい年度が始まる4月で、このころに咲く桜の花は特別な意味のある花です。ところが、中国では「春」はあくまで、1年の始まりである旧正月であり、背景に咲くのは桜ではなく梅の花になりますので、中国では桜よりも梅の方が人気があります。

 さて、カラスミといえばボラの卵巣を塩漬けした物で日本の3大珍味のひとつですが、イタリアやスペインなど地中海地方でも昔から同様の物は食べられており、中国でも台湾などでは「烏魚蛋」と呼ばれ、ポピュラーです。薬膳的に考えると卵巣や精巣(白子)は、「精」を補い、五臓六腑の「腎」を補う作用があると考えられます。

 

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