来年は庚(かのえ)の寅(とら)年

 本年も残り少なくなってきましたが、恒例の来年の干支の解説です。干支と書いて「えと」と読みますが、「干」は木の“幹”で甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類、「支」は木の“枝”を表し、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12種類で、甲と子、乙と丑といように順番に組み合わされ、全部で60種類あります。

 さて、今年は己(つちのと)の[E:taurus]丑(うし)年でしたので、来年は庚(かのえ)の[E:dog]寅(とら)年になります。「庚」という字は「更」→「硬い」という意味に通じ、植物の茎が硬くしっかりと成長していく様を表すとされています。また、「寅」という字は甲骨文字ではまっすぐに伸びた矢の形で、意味するところは植物がすくすくと伸び始める様子を表しています。

 よって、「ホンマかいな?」という気がしないでもないですが、来年はものごとがすくすくと成長し始める年という意味になります。

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