カキの衣揚げ、チリソース

 カキのおいしい季節となりました。ところで、スーパーの店頭などでは、生食用と加熱用に分けてパックされたカキが並んでいたりしますが、生食用が新鮮で加熱用が古いのかというとそうではなく、生食用というのはカキを紫外線殺菌をしながら2?3日間、海水中に置いてから出荷されるもので、食中毒の菌などは殺菌されますが、身が細って、旨味も少なくなるとされています。

 よって、生で食べないのなら加熱用の方が価格も安く、尚かつ旨味もあっておいしいという事になります(食中毒の予防には、中心温度85℃以上で1分間の加熱でOKだそうです)。

 さて、カキ肉にはグリコーゲンや亜鉛、鉄分などが豊富で、薬膳的にも気血を補い、血行を良くするなどの効能があるとされています。日本でも、健康食品としてカキ肉エキスはポピュラーですが、中華ではなんといってもオイスターソースとして利用されることが多く、貧血気味の女性の方などには、お勧めです。

関連記事

  1. 蝦子海参(エビの卵とナマコの煮込み)

  2. 塩漬け豚バラ肉と大根の煎り焼き

  3. 海参花膠湯

  4. 牡蛎と野菜の唐辛子炒め

  5. カラコール貝の前菜

  6. 牛タンのスモーク