イタヤガイの赤酢仕立て

Photo_64  赤い色をしたお酢〜赤酢は長期熟成した酒粕を使って作られるお酢です。一般のお酢に比べて、酸味がまろやかでほのかな甘みもあり、日本でも高級寿司店などで使われます。

 中国では浙江省の赤酢が有名ですが、フカヒレのスープなどによく使われることから、現在ではフカヒレ料理の盛んな広東省が主な産地となっています。

 さて、最近は果実酢など「飲むお酢」もブームになっていますが、お酢の薬膳的な効用としては胃腸の働きを良くして消化を助ける、魚肉の毒を消すなどとなっています。実際にお酢の抗菌作用を利用した台所用の抗菌スプレーなども販売されていますし、胃酸の分泌の少ない人には消化促進作用が期待されます(ついでに言えば、漫然とH2ブロッカーなどの「胃薬」を飲み続けている方は胃酸の分泌が低下してO−157などに感染するリスクが高まります)。

 また、酸味は五臓六腑の「肝」の働きを良くして、「肝」が支配しているとされる筋肉のコリなどにも効きますが、お酢をとるときの注意としては1度に沢山とるのではなく毎日少量づつ続けるのが良いとされています。

 

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