鶏の唐揚げ、山査子ソース



 (今日は、大阪市内の某ホテルの某レストランのメニューからです。)

 山査子(サンザシ)は、バラ科のサンザシやオオサンザシ(ミサンザ)の成熟した果実を乾燥させた物で、ローズヒップなどに近く、味も甘酸っぱいのですが、漢方生薬としては、胃腸の消化力を高める目的でよく使われます。特に、あぶら濃い食べ物や肉類の消化を助け、また、血中のコレステロール低下作用もあり、経済成長の著しい中国で需要が高まっているようです。

 中国では、生の山査子は、日本の縁日でよく見られるリンゴ飴のようにしたものが売られていたり、生の果実(果汁)を砂糖などとラムネ状のお菓子にしたものがよく売られています。中華料理では、生の山査子というより果汁をドライフルーツ状に加工したものなどを「溶かして」、酢豚や写真のような肉料理の時のソースに加えられたりすることが多いです。

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