鹹蛋の月餅風菓子



 鹹蛋(シエンタン)とは、アヒルの玉子を塩漬けにしたもので、基本的に卵黄部分のみを使います(皮蛋:ピータンとは製造過程が違います)。

 一般的には、「たまご」は中国語では「蛋」ですが、福建省などでは「卵」で、アヒルのたまごを「鴨卵」と書き、福建語では発音が「圧乱(乱を平定するの意)」と同じ事から、アヒルの「たまご」を「鴨卵」=「圧乱」で、「太平の世」を意味する縁起物とされています。

 日本でも熊本県では有名な、春雨を用いた中華麺である「太平燕(たいぴんえん)」という料理も、元を辿ればアヒルの「たまご」が使われていたことから名付けられた料理だそうです。

関連記事

  1. 八宝辣醤

  2. 牛タンのスモーク

  3. 落花生の香料煮

  4. 前菜の盛り合わせ

  5. フカヒレの姿煮

  6. 豚タンと苦瓜のトウチ炒め