菜の花の木姜油和えと蝦醤鶏

141224 木姜油(ムージャンヨゥ)とは、貴州省特産のクスノキ科の植物の種に含まれる精油で、レモンのような香りが特徴です。清々しい香りの菜の花と共に、気の流れを良くする作用が期待できます。

 春は“木の芽時”とも言われますが、五行説では自律神経と関係の深い肝の季節であり、気の巡りに問題が生じやすい季節です。簡単にいえば気詰まりをおこしやすい季節でもあるわけですが、香味野菜は香りの力で気の流れを良くする作用があります。

 となりの蝦醤鶏(シャァジャンジィ)に使われている蝦醤とは、アミエビなどを発酵させた独特の香りの調味料で、香港や東南アジアでよく使われています。オイスターソースやナンプラーなどと同じく、動物性の発酵食品ですが、最近西洋医学的にも注目を集めている腸内細菌バランスを良くしてくれる作用が期待できます。

 さて、調味料という言い方をすると、合成の化学調味料全盛の時代では、味付けのためのものと捉えがちですが、薬食同源の立場からいえば、日本の味噌や醤油にしても食べ物と同様にからだに対して何らかの効果があるものとして捉えられるべきものです。味はごまかしがききますが、からだというか健康状態はごまかされませんし、まして化学調味料が使われている加工食品には同時に保存料という名の細菌の増殖を抑えるものも使われていることが多く、腸内細菌も悪影響を受けるのは避けられません。

 最近は、無農薬や有機野菜などに関心が集まっていますが、食材も大事ではありますが、それ以上に日常的に摂る食用油や塩や砂糖、醤油や味噌などの調味料にこだわる方が体の調子が良くなるような気がします。

 特に食用油は、カナダなどの遺伝子組み換え菜種を原料に、抽出効率を上げるために有機溶媒で抽出、更に高温で有機溶媒を取り除く際に酸化が進んでしまうようなものが多く、こうした油とアトピーなどのアレルギー疾患や、認知症との関連も指摘されています。そんな粗悪な油は使っていないと反論されそうですが、スーパーで山積みにして売られている菜種油(カタカナを使えばキャノーラ油)のことです。値段だけを比べれば、昔ながらの遺伝子組み換えでない原料を圧搾方式で絞った油は何倍もしますが、それでも、国産原料で圧搾方式で絞った菜種油や米油でも1gの価格にすれば2円から3円ほどです。よほど凝りにこった作り方をしたものでも5円までだと思います。

 

 

 

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