穴子と加賀太胡瓜の炒めもの

120531  加賀太胡瓜は名前の通り、ズッキーニと見間違うほどの太い胡瓜です。肉厚でさっぱりとした苦味が特徴です。

 苦味といえば、そもそも胡瓜自体、昔は苦味の強い野菜で、黄色くなるまで食べられないほどだったそうで、“黄色い瓜”がなまって“きうり”→“きゅうり”と呼ばれるようになったそうです。

 夏野菜を代表するだけあって、胡瓜の薬膳的な効能は体の余分な熱を冷ますとか、のどの渇きをいやすといったものですが、一般的に苦味は熱を冷ます作用が強く、普通の胡瓜に比べて苦味のある加賀太胡瓜の方が清熱作用は優れていると考えられます。

 ところで、暑い時期に体の余分な熱を冷ますのなら、何も温かい料理でなくても冷たく冷やした胡瓜を丸かじりした方が効果的にも思えますが、おなかを冷やすことは生命力の低下に直結するという原則がありますので、暑かろうが寒かろうが食べ物は温かいのが当たり前です。薬膳的な言い方をすれば、暑い時期は物理的に熱を冷ますのではなく、“熱を冷ます作用のあるものを補う(もちろん温かい状態で)”ということです(科学的に補足すると、おなかを冷やすと消化酵素や栄養物の代謝に関わる機能全般が低下します)。

 

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