レンコンとホタテすり身の煎り焼き

Photo_25  レンコンとホタテ貝柱をすりおろしたものと豚の背脂を合わせて煎り焼いたものです。これは生のレンコンが使われていますが、中国ではレンコンから取り出したデンプンの粉を藕粉と言い、杭州の特産品です。

 レンコンは薬膳的には、生では体にこもった余分な熱を冷ます作用があり、加熱したものは下痢を抑えたり、胃腸の働きを良くする作用があります。

 レンコンというか蓮は、種子を蓮子または蓮肉と言い、胃腸(漢方の五臓六腑で言えば「脾」)の機能を高める作用があり、別名を「脾果」と呼ばれるほか、種子の中にある緑色の棒状の胚芽のみを蓮心と言い、イライラを鎮める作用があるとされています。このほか、レンコンの節の部分のみを藕節(ぐうせつ)と呼び、止血作用があるとされるなど、植物全体が昔から薬用に用いられてきました。

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