ひつまぶし

20111030  名古屋名物のひつまぶしです。愛知県春日井市の名店「うなぎの太助」さんでいただきました。

 うなぎは、表面がぱりっとした関西式の焼き方で、櫃(ひつ)の中でご飯とうなぎが交互に重ねられています。

 これをお椀によそって頂くのですが、1膳目はそのままで、2膳目はネギなどの薬味をのせて、そして3膳目には出汁をかけていただくのがデファクトスタンダードだそうです。

 さて、うなぎといえば土用ですが、今はちょうど土用の季節にあたります。土用は夏のある期間を指すと思っている方が多いですが、もともとは立春、立夏、立秋、立冬の前の約18日間を土用と言い、年に4回あります。春夏秋冬の四季に対して季節の変わり目のことです。

 漢方的には、土用の季節は五臓六腑の脾胃、すなわち胃腸の機能が弱い人にとっては体調を崩しやすいとされていますので、季節の変わり目は苦手という方は胃腸機能の低下が疑われます(健康診断では胃腸の器質面のチェックが中心で、機能面まではわかりません)。

 胃腸機能の低下は、栄養素の吸収、水分代謝、免疫力などにも直結しますので、心当たりのある方は食生活のチェックと漢方薬による胃腸機能の正常化をお勧めいたします。

 

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