乗り物酔いは病気とまでは行かなくてもやっかいな問題です。楽しいはずの旅行やドライブで乗り物に酔ってしまうと、楽しみも半減してしまいます。新薬の酔い止めは、ある程度有効ですが、副作用として脱力感や眠気をもよおしたりします。
西洋医学的にも乗り物酔いの発生メカニズムは完全にはわかっていません。今のところ、仮説としては普段経験することが少ないような振動が目などの感覚器官を刺激して、その情報を脳が処理しきれなくて不快な症状があらわれるとされています。
漢方の考え方では、乗り物酔いの原因として「水毒」と呼ばれるものの存在が挙げられます。「水毒」とは、簡単に言えば水分代謝が悪くて、体内に停滞している余分な水分のことで、この余分な「水」がゆらゆら揺れることで乗り物酔いの症状〜不快感、吐き気、嘔吐など〜が現れると考えられています。
では、この余分な水分(水毒)が体内に停滞する原因は何かというと、殆どの場合、胃腸機能の低下です。胃腸には、普通の食事内容で1日に2リットル前後の水分が飲食物として入りますが、この他にも、唾液から始まって胃液や胆汁など消化液と呼ばれるものが10リットル以上流れています。このため、胃腸機能の低下は水分代謝に影響を与え、体内に余分な水が停滞し、この水がゆらゆら揺れることで、不快感や嘔吐といった乗り物酔いの症状が発生すると考えられています。
このため、乗り物酔いの予防には、この余分な水分を除く作用と、吐き気を抑える漢方薬などを前日くらいから服用しておくのが効果的です。もちろん、前日の夜くらいからは食事の量も控えめにし、特に冷たい飲み物は極力控えるようにし、胃腸に負担をかけない事が乗り物酔いの予防には重要です。
もっとも、普段から胃腸が弱くて、食欲があまり無いとか、食後に眠たくなる、体がむくみやすい、花粉症のシーズンには鼻水があふれ出すという方は、普段から胃腸の機能が低下している可能性が大ですので、日頃から適切な漢方薬で胃腸の機能を改善していく必要があります。
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・香砂六君子湯(こうしゃりっくんしとう) ・五苓散(ごれいさん) ・半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう) ・半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
など
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・昌三仙(しょうさんせん)
・陽命源ゴールド(ようめいげんごーるど)
など
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